エンジニア

成長できる機会の多い環境。BXエンジニアが語る業務と魅力

エンジニア / 斉藤 雅昭

2019年入社 - 中途

SaaS新商品「digicare アナリティクス」などを手がけるPHC株式会社のビジネストランスフォーメーションセンター(以下BX)。現在私たちは、2020年にMedicomの新サービス開発組織として組成された、リーンに様々なチャレンジに取り組む組織・BXで働くメンバーを募集しています。

今回は、BX共通基盤のエンジニアとして働く斉藤さんに、BXへジョインした経緯や業務内容、今後の展望やマッチする人材について話してもらいました。

BX内の共通基盤整備を担当

早速ですが、自己紹介をお願いします。

斉藤雅昭と申します。BXの共通機能チームのエンジニアとして、組織共通のアプリケーションの構築に従事しています。BXセンター内のプロダクトについて、共通で使える基盤整備を主に担当しています。

具体的にはどのような業務を行っているのでしょう?

現在は、インフラ系の業務に従事しています。

弊社のクラウド型電子カルテ「きりんカルテ」というシステムにおける、クラウド基盤をGoogle Cloudへ載せ替えるプロジェクトのプロジェクトリーダーをやらせてもらっています。2022年1月からプロジェクトがスタートし、ようやく終わりが見えてきました。

PHCにはどういう経緯で入社されたのですか?

実は少し特殊で、PHCには転籍という形で2019年4月から在籍しています。

それまではPHCの子会社で働いていました。子会社内の開発部分が引き抜かれ、合併という形で移ってきました。転籍前は、電子カルテ関連や調剤レセプトコンピュータといった、デスクトップアプリケーションの開発に主に携わっていました。

ずっと医療系の開発をされていたのでしょうか?

いえ。1社目では、ハードウェア保守のテクニカルサポートの仕事をしていました。なので、最初はエンジニアではなかったんです。

とはいえ、テクニカルサポート業務の中でエンジニアの方と接する機会は多く、その中でプログラムを作ったりアプリケーションを作ったりという“開発への憧れ”が芽生えてきまして。プログラム経験は全くなかったのですが、挑戦してみようと飛び込みました。

当時、転職先を選ぶ時の条件はありましたか?

医療系の仕事に携わっていれば、世の中に何らかの形で貢献ができるかなと思って探していました。あとは必要とされ続ける仕事であることも魅力的でしたね。

現在仕事をする中でも、医療従事者に使っていただいたり、その先に患者様がいたりというサービスなので、何らかの形で必ず役に立っているだろうという安心感は感じています。

厳しいマイルストーンをチームで連携し達成した時が面白い

業務の中で面白さを感じるのはどんなところですか?

これまではデスクトップアプリケーションをメインに仕事をしていたので、BXに来てから、見るもの触るもの全てが新しく面白いですね。

その中で、クラウドを始めとした“新しいもの”に触れながらシステムの構築に関わり、それが皆さんの役に立っていけることは魅力だと感じています。

あとは、厳しいと思えるミッションやマイルストーンを、チームで連携して完了できた時は、一体感や達成感を感じます。興奮しますね。

今回のプロジェクトでも、「苦しいね」「終わらないかも」と言いながらも「この時期までにテストを終わらせるぞ!」とチーム一丸となって進められました。

反対に、難しさを感じる場面はありますか?

個人的には、インフラ面の仕事が初めてだったので、触れたものを理解して慣れるまでが大変だと感じています。

プロジェクトとしては、どうしても想定外のことが起こってしまうので、公式のドキュメントで探して仮説を立て、試行錯誤しながら解決策を見つけていく部分は、大変さがありましたね。

そして、現状は運用フェーズに移ろうとしているところなのですが、システム面で従来からの運用を変化させていく部分も簡単ではありません。

新しい運用で切り替えられるものとそうではないものとが出てきてしまうので、アプリケーション開発チーム、運用チームなどとすり合わせて調節していかなければ……というところです。

マッチするのは、楽しみながら成長し、上手い具合に自分の糧にしていくことができる人

現在、プロジェクトメンバーは何名いるのでしょうか?

PMと、PLである私、エンジニア5名の7名で動いています。

今回のプロジェクトは、前半がアプリケーション部分の修正が多かったのでアプリケーションエンジニアの比率が高かったのですが、そこと入れ替わる形で後半はインフラエンジニアがプロジェクトに入りました。今はインフラエンジニアが4名、アプリケーションエンジニア1名という形で対応しています。

私は、メンバーの力を借りながらできる部分は手伝いつつといった形で、マネジメント業務の比率が大きくなっているのが現状です。

チームとしてはどのような構成になっているのですか?

今担当しているプロジェクトは、「きりんカルテ」のシステム開発を担当したメンバーと協業という形になっています。

部署という枠で言うと、私の所属するBX推進部・共通機能チームから2名、SREチームから1名、「きりんカルテ」のシステム開発を担当しているデジケアプロダクト部から2名、その他といった形で構成されています。

普段は共通機能チーム単独で動くことが多いのですが、digicareアナリティクスチームと協業したり、今回のように「きりんカルテ」チームと協業することもあります。共通機能チームは、プロジェクトごとに横串でガッと入って改善するのが基本的なスタイルです。

チームの中で、エンジニアはどのような役割を求められていると感じますか?

BXが定めるバリュー(※)があるのですが、それをプロダクトの面で実現するのがエンジニアの役割だと感じています。

※「COTS(コッツ)」
・Customer insights:顧客目線で考え、顧客にとって良いサービスや組織づくりをすることに想いを注ぐ
・Ownership:オーナーシップ、当事者意識を持って業務を推進する
・Team grit:チームのリソースを目標達成のために最大限活用し、最後までチーム一丸となって粘り強くプロジェクトを完遂する
・Start dash:まずは挑戦することをいとわず、失敗してもすぐ次のアクションに繋げる

どんなエンジニアだとBXにマッチするでしょう?

新しいものに興味関心を持ち、探求していくことが好きな方は、BXのエンジニアとして楽しんで仕事に取り組めるはずです。

というのも、新しいビジネス、新しい価値を常に創造していくにあたり、「何をやっているか分からない」部分がどうしても出てきてしまうから。そういった“新しいもの”に対して物怖じせず、受け入れ、身につけ、プロダクトに生かしていく必要があるので、それを拒否感なく楽しめるかどうかは重要だと思います。

楽しみながら成長し、上手い具合に自分の糧にしていくことができる人だとマッチするはずです。周りを見ても、そういったエンジニアが多いですね。BX全体としても、自発的に学び、生かして新しい価値や良いものを作っていきましょうという文化が醸成されつつあるように感じます。

大切にしているのは“信頼”

働く上で意識していることや大切にしていることはありますか?

ありきたりにはなってしまいますが、“信頼”を大切にしています。約束を守る、任されたことをやり遂げるといったことの積み重ねが大事だと思っています。

仕事を行う上では信頼が必要ですし、その信頼を積み重ねていくことで、結果としてお客様との信頼関係にも繋がっていくのではないかと。

弊社は特に、お客様が医療関係者ということもあり、安定的な稼働や安心して使える品質を重視しなくてはならないですし、日々の“信頼できる仕事”がそれらに紐づいていくと思っています。

元々そういった考え方を大切にしていたのでしょうか?

そうですね。新卒で入社した企業での宣言会で「信頼を得られるような人間になりたい。お客様からも、周りのメンバーからも信頼を得られるような人間になりたい」と自分が言っていたので、当時からその考えは変わっていないですね。

若手がたくさん活躍中。成長機会の多い環境が魅力

斉藤さんの今後の展望、目標を教えてください。

関わったプロジェクト一つひとつのシステムを通じて社会貢献に繋がれば……と思っています。個人的には、技術的にもマネジメント面でも成長していきたいですね。

新しい領域にたくさん触れ、クラウドを利用したシステムを設計・構築できるような幅広い知識を身につけていきたいなと思っています。

そして、今回プロジェクトリーダーをやらせてもらい、プロジェクトを推進していくことの難しさを痛感しました。今後はプラクティスを実践しながら、自分たちに合うものを取捨選択して改善し、プロジェクトを上手に回していくことについても学びを深めていきたいです。

「このようなチームにしていきたい」という目標はありますか?

いろいろな人が各プロジェクトで集まった際、自分の得意な領域からそれぞれが一歩踏み出し、お互いの得意を学び合って成長し、一人ひとりがカバーする領域を少しずつ大きくしていくことで、チームとして大きくなっていくはずです。そんなチームを目指していきたいです。

最後に、入社を考えている方へメッセージをお願いします。

歴史あるメディコムの中でもBXは比較的新しい組織であり、新たな価値を創造し世の中に提供していこうとしています。その仕組みを作っていきたい人や、新しいことに挑戦したい人にとって、すごく良い環境だと思います。

また、若手がたくさん活躍しており、比較的新しい技術に触れる機会も多く、エンジニアにとって成長機会の多い場所だと思います。そういったところに魅力を感じる人は、ぜひ飛び込んでみてはいかがでしょうか。